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渋谷区役所版「蟹工船2」ー非常勤職員の時給が1400円

 前に笹塚図書館に「下請け」として働いている人たちの時給が、850円から始まる事実を書いた。渋谷区の他の図書館も「下請け」を使い始め、時給は笹塚図書館と大差がない。でも850円はいくらなんでも、いまどきの渋谷では余りにも安すぎる。だから笹塚図書館では辞める人が続出し、小心者の館長がやきもきしている。明らかに白髪が増えてきている。

 その反面、渋谷区では以前から、富ヶ谷、本町図書館で非常勤職員を雇用し、8時間弱勤務で、日額11,200円を払っている。時給にすると約1400円になる(6月2日、中央図書館館長船本徹からのFAX資料による)。

 一方では時給1400円払っておいて、もう一方では時給850円。やっていることは同じだ。この差は何だ。区が直接非常勤として雇用するか、間に下請け業者を入れるか、つまり時給550円の「ピンはね」を黙殺するかの違いである。現代版「蟹工船」が、今まさに渋谷区の図書館で始まっている。

 でも、同じ図書館でも、便所掃除等の単労のおじさん、おばさん職員の時給が4000円近い現実、それに加え渋谷図書館では2名も単労がいる現実を知れば、下請け、非常勤職員の時給なんか、哀れなものである。

単労職員は渋谷区職員組合(職員課によれば、組織率99,2%。都内でもトップクラス。専従職員座光寺成夫は、旧社会党区議会議員でありながら、区長べったりだった故座光寺幸男の息子)に守られ、人件費として、一人当たり年間1000万円近く、私たち納税者が負担している。笹塚図書館の1年間の図書購入費よりも、便所掃除等の単労の一人当たりの人件費がはるかに高い。

 単労職員の既得権の壁は、かっての東ベルリンの壁のように立ちはだかっている。下請けを入れたのは、単労対策でもある。こんな地味な、地域限定のブログでさえも、1日のアクセス数が300人を越える日も確実にある。事実を知った納税者の、だんだんと燻ぶる人件費の高さへの、一つのガス抜きが下請け化である。

 でもぼくは下請けよりも、非常勤、NPOがベストだとは思っていない。たしかにぼくはNPOの応援団ではあるが、代々木図書館(現在NPOが渋谷区で始めて運営している)の利用者からの苦情が続出してくるなら、断固として再契約を打ち切るほうに回る。幸い、今のところ、苦情もなく、入館者数も増えているが・・・

 その一方、非常勤職員を入れている本町図書館は問題がある。まず、利用者からの苦情に真摯に答えていない。中央図書館長船本徹から08年4月からの利用者の苦情をまとめて郵送してもらったが、笹塚図書館の「ご意見・ご要望に対する回答」が最も充実していた。時給850円からの下請け職員が働いている館である。見事の一言に尽きる。

 しかし、本町図書館は書式においても、内容においても最悪である。仕事を「なめている」としか言いようがない。これで時給1400円は詐欺である。まず、手書きが混じっている。それに苦情に対して、どう館員が応対したのも書いていない。臨川みんなの図書館でも長岡館長らしく、それぞれA4用紙に細かく「意見の用紙、回答」が書いてある。しかし、本町図書館では、A4用紙1枚に、08年からの件名、概要がまとめてあるだけだ。それも09年からは、手書きである。最後にこう書かれている。

 平成21年5月23日 「他の図書館と比較して職員が多い」

 「同一労働、同一賃金」。これがすべての根本である。便所掃除等の単労職員が時給4000円も取るのも異常事態だが、下請け職員が時給850円から始まるのも異様に安すぎる。ましてや単労職員たちの退職金2500万円、年金23万円とも無縁である。

 たしかに単労たちの既得権の壁は、未だに分厚い。非常勤職員も、知らぬ間に既得権に馴染んでいく。しかし、納税者は事実を少しずつ知り始めてきた。市民社会の常識とは余りにもかけ離れているので、必ず既得権の壁は外部から打ち壊される。かっての東ベルリンの壁のように・・・

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老人の花園を荒らすのは誰だー渋谷サービス公社は怪しいぞ!

 「渋谷サービス公社の社長名などはプライバシーなので明かせません」

 サービス公社を管轄している区役所総務課長(統括)遠藤正が、またも苦しみながら言葉を搾り出す。遠藤は謹厳実直、まじめ一筋に、中大法科を出てすぐ渋谷区役所に奉職し、定年近くまで、勤め上げてきた。10年前から知っているが、公務員の「鑑」である。統括課長まで上り詰めたから、部長の椅子は目の前である。

 そんな最近の遠藤総務課長を悩ませている事が、二つある。加齢臭と「サービス公社」のことである。防災課長のとき、調布市の妻子と離れて、笹塚の防災住宅で一人住まいを強いられたので、末期癌の患者のように痩せ細っていった。臭いも、その時以来で、年頃の可愛い娘さんから「お父さん、臭い」と、遠ざけられている。

 かんじんの「サービス公社」はまず、渋谷オンブズマンが口火を切り、それに続いて渋谷区民オンブズマン(つまり、ぼくのこと)が乗り出した。特に74年から75年にかけて ,ロンドンでADULT EDUCATION(元々は成人教育、日本では社会教育と言うことが多い。英国労働党の政策と深い関係がある)の恩恵を受けていたので、人一倍、評価が高い。

 杉並区、世田谷区などでは「市民大学」と言う形で、多くの市民が参加している。渋谷区でも、つい最近まで、活発に行動していたのに。教育委員会生涯教育課石川稔社会教育主査が千駄ヶ谷社会教育会館にいたとき、ぼくも講師で呼ばれて映像についてしゃべったことがある。

 しかし、ある日、突然、社会教育会館が民営化され、謎に包まれてしまった。ぼくも渋谷オンブズマンが、上原社会教育会館館長に区議選にみっともなく落選した大木成介(80)が居座っている事実を公表するまで知らなかった。

 さっそく、さまざまな資料を取り寄せ、職員に裏事情などを聞き込んで、ようやく実態がわかってきた。もちろん、「プライバシー」を口走る遠藤のような、頓珍漢もいた。でも、社会教育会館に関しては、他の公務員同様、「プライバシー」はあまり通用しない。単なる民間会社だったら正当性があるが、こと渋谷区立社会教育会館はほぼ100%、私たちの税金で運営されているのだ。

 「プライバシー」を盾に、出し渋る遠藤課長をなだめすかし、渋谷サービス公社社長名、及び各社会教育館長名簿を送って貰った。

 「取締役社長  肥後慶幸 (96年渋谷区役所総務課長定年退職 現在73歳と推定される。普通、天下りは65歳で終わるが、少し居座り続けすぎだ)

 千駄ヶ谷社会教育会館館長 三坂玄(つい最近まで女性センター・アイリスの男性でありながら館長だった人。非常に奇異な人である。元笹塚小学校校長だったお兄さんを看取ったことは良く知られているが、前身は不明。もちろん、女性学、社会教育に関しては専門家ではない。70歳前後と推定される)

 上原社会教育会館館長 大木成介 (高齢での出馬のため、選挙民から見離され、03年の選挙では惨敗の「落選議員」ーでも6期も議員を務めているから、議員年金は十分ある)

 幡ヶ谷社会教育会館館長 杉浦守 (この人も5期区会議員を勤め、95年に59歳(現在73歳と推定される)で保守系無所属として、渋谷区長選に立候補したが、落選している。当選したのが小倉基元都議会議長)

 恵比寿社会教育観館長 倉科山平 (08年に渋谷区の出張所(係長)を定年退職。社会教育の専門家ではない)

 長谷戸社会教育観館長 阿部毅 (05年保健所(係長)を定年退職。社会教育の素人)

 (内は山谷が書いている。遠藤総務課長が送ってきたものは誠に素っ気無いもの)」

 元落選議員たちが社会教育会館館長になって、市民講座の内容が激変した。手元に「平成21年度 社会教育会館 事業案内」があるが、全館で、「筝(こと)」の講座ばかりである。それも5館中4館が生田流大師範であられる身崎充が一人で教える。

 変だ。何かが臭う。少なくとも、渋谷区の施設で一人の人間が「筝」だけをやることが社会教育ではない。日本史、アジア史、西洋史、日本映画、社会企業家、NPOの講座がないのは、これだけ市民意識が高い渋谷区として異常事態である。そもそも、70,80歳代の落選議員に「社会教育」の企画能力を期待することが、おかしいのかもしれない。でも、社会教育会館館長は、年老いた落選議員たちの指定席、そして養老院ではない。

 70歳、80歳代の落選議員たちが年金に加え、高額な館長手当てを貰いながら「老人たちの秘密の花園」として、社会教育会館を勝手に使っている。それを許していたのは、私たち納税者である。もう、「秘密の花園」を公開するときだ。少なくとも、館長は公募すべきである。

 常に上に気を使い、いまだにかっての上司たちにも心配りを忘れない遠藤正統括総務課長、そろそろ私たち区民のことを考えてくれませんか?部長職が人参のように目の前にありますが・・・

  

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はぐれオス

 昨日(6月23日)午後5時ごろ、笹塚駅前の「みずほATM」でお金を下ろそうと入った時だ。2台あるATMの右側に、ホームレスのような汚れた作業服姿の60歳前後の男性が、「おかしいな、へんだぞ」と、ぶつぶつ言いながらATMをばん、ばん叩いている。

 酒の臭いはしない。しかし、人糞の臭いが強烈で、吐きそうになるほどだった。そそくさと用を済ませ、ぼくは立ち去った。笹塚には、このようなホームレスが3,4人はいる。駅で小銭をせびられたこともある。真冬なのに、肥満気味な50歳代のホームレスは、長袖シャツ1枚で、素足だった。

 6月15日、渋谷区生活福祉(旧 生活保護)課のベテラン女性相談員の話を伺った。同じ社会福祉を専攻していても、ぼくの方はもっぱら文献が中心で、現場に疎い傾向がある。それを補うために、時間を作っては現場の第一線で奮闘している彼女の話を聞いている。

 「男は駄目ね。だらしがないのよ」。10年も話を聞いているから、彼女もずけずけと本音を言う。彼女が生活相談を受けるのは、圧倒的に男性が多い。それも、中高年の単身者である。動物生態学的には「はぐれオス」と言う。

 「そもそも家庭と言うものを知らずに来たから、現在があるのよ。稼いでいる親の背中を見ていないのよ」

 犯罪者、生活保護を受ける人たちに、第一に共通するのは低学歴である。法務省の図書館で犯罪者の学歴、知能指数を知って、愕然としたことがある。中卒、もしくはせいぜいが高校中退が大半で、大卒は一割未満である。知能指数で120以上は1%未満である。一般社会では約10%前後もあるのに。

 生活保護も、莫大に書類を読んできたぼくの経験では(知能指数の詳しい統計は公表されていない)、受給者はほとんどが中学校もまともに出ず、大卒は1%前後である。年金をかけている人も2割に満たず、老後は生活保護だけが頼りとなる。

 もう一つ、共通するものが、女性が少ない現実である。犯罪者、生活保護受給者の大半は「はぐれオス」である。情けないことだが、それが事実である。

 問題は、その彼らの大半が、まともな家庭で育ってきていないと言うことだ。だから「家族」「家庭」と言うものが実態としてわからないのだ。

 ぼくたちは親の背中を見ながら育つ。ぼくの場合は北国の映画館勤務の母親が、朝食のときによく胃痙攣を起こし、祖母が背中をさすっていた。母は職場でつらいことがあると、決まって胃痙攣を起こすのだ。母を送り出した祖母は、小さな下駄屋で、近所の水商売のおばさんたちに靴や草履などを売っていた。

 ぼくは中学までそれを見ながら育った。母が印鑑を勝手に使われ、借金に苦しんだことも知っている。ぼくが映画のプロデューサーとして、借金を断固としてせず、そして現金商売に徹していたのは、母が反面教師だった。現役を引退して何年もたつが、小屋主たちにいまだに信用があるのは、「小商い」だが、言ったことは守り、前売り券を汗をかきつつ、売っていたからだろう。

 ホームレスの映画も最後に作っている。でも、ぼくはせっかくの映画を小屋で公開しなかった。ホームレスの映画の出来に、客が来ないと判断したのだ。もちろん、ぼくの出したお金は回収不可能になり、「渋谷区びんぼうさん友の会終身会長」になってしまった。でも自分の判断は間違っていなかったと思う。もし、無理に劇場公開しても、かんじんの客が一日、100人を切り(最低でも200人は欲しい)、宣伝費、小屋への最低補償料ばかりがかかり、傷をもっと大きくしただろう。

 3年間ほど、スタッフが撮ってきたホームレスのラッシュ(編集以前のもの)を見てきたが、駄目な者は駄目である事だけが良く伝わってきた。人間としての魅力がないのである。終いにはスタッフたちが、製作総括であるぼくに追い詰められて、「違う人たちなんです」と、泣くように弁解した。そのうち、主役に予定していた沖縄、宮古島出身のホームレスに「肖像権」を主張されて、メインの撮影を断念した。

 それまで、食わせ、病院の世話までしているのに、「ふざけた人だ」、と言うのがぼくの印象である。ホームレスに限らず、「はぐれオス」になるには、それなりの理由がある。沖縄の男性は孤児だった。

 ぼくは渋谷区役所2階にある生活福祉課にはあまり寄らない。6月15日に相談員と会った時も、3階の公聴まで来て貰った。2階のホームレスたちの臭いが、耐えられないのである。そんなに臭いに敏感な人だと思わないが、駄目なものは駄目である。だから、その臭いに囲まれて、黙々と仕事をやり続けているケースワーカーたちに敬意を持っている。

 「家族崩壊なんてもんじゃあ、ないわよ。もともと家族そのものがない人たちだから」。ベテラン相談員の一言、一言が突き刺さる。日を追うごとに相談に訪れる「はぐれオス」が増え続けているそうだ。

 どうすれば良いんだろうか?

 

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ああ、堂々の原田正徳生涯学習課長ー「宇田川町名物ー困った君」

 03年に選挙に無様に落選した、大木成介元渋谷区会議員(80歳)が、上原社会教育会館館長になっている事実を、渋谷オンブズマンから教えてもらった。大木氏は選挙カーのガソリン不正請求で、追求もされている。

 社会教育とは、市民教育のことである。74年から75年にかけて、ロンドン市の社会教育フランス語講座で、多くの英国人とフランス語会話を学んだことがある。”fLOOD LIGHT”(当時の記憶なので、スペルに間違いがあったらごめんなさい)のリストを見て、登録すれば良いものであった。ぼくのような外国人にも解放されていたが、あまりの英国人のフランス語の発音のまずさに、笑いをこらえるのが苦しかった。やはり、外国語を喋るのは大変なのである!

 日本でもぼくの女友達は杉並区の市民大学の熱心な受講生で、市民大学の話を聞くのが楽しかった。そのうち、市民運動に参加し、杉並区で敬老館をNPOに運営させる旗振り役をしていた。NPOにすると、来客数が目に見えて増えたのである。現在の渋谷区立代々木図書館も、NPOに今年の4月に変えてから、入館者数が増えてきている。

 お隣の杉並区、世田谷区に比べると、渋谷区は社会教育が貧弱である。福祉、特に高齢者福祉は23区、いや日本でもトップレベルだと思うが、社会教育はお粗末なものである。区長、議員ともに高齢者が多く、社会教育は二の次に回されがちである。

 でも、社会教育会館が何時の間にか、株式会社に下請けに出され、高齢の「わけあり」元落選議員がちゃっかりと館長に納まっている事実を知ると、ショックを通り越し、情けない。株式会社の第一の目的は利益の追求である。教育とは馴染まない。

 まずは事実の洗い出しが必要なので、管理している遠藤正総務課長から,資料を取り寄せた。上に「馬鹿」が付くような、まじめな遠藤正課長は、苦しみながら書いている。

 「社会教育会館について

 1 社会教育会館の管理

 社会教育会館の運営業務は、すべて(株)渋谷サービス公社に委託している。

 2 館長の配置及び報酬

 館長の配置について、委託業務であるため、館長にどのような方を当てるかは、基本的にサービス公社の判断により決定される。

 館長にどの程度の報酬を支払っているかは、区はわからない。

 3 考え方

 社教館に配置される方については、地域の実情に明るい社会館長にふさわしい方をお願いしている。

 (社会教育(生涯教育)や施設運営について経験と知識のあるか(ママ)方など)

                             平成21年6月15日 総務課 遠藤」

 いわば、丸投げである。でも「市民」としては、疑義がある。だったら、館長を渋谷区民から公募すれば良い。もっと若く、社会教育を学んできた現職の職員、研究者が競って応募する。何も「わけあり」の80歳の落選議員をお情けで使うことはない。税金の無駄である。社教館は養老院ではない。

 株式会社「渋谷サービス公社」自体が胡散臭い。トップは元渋谷区総務課長でかなりの高齢らしい。本来なら天下りの「第2」の職場も去らねばならない人が、しがみついている。よほど「オイシイ」らしい。ここも「公募」したほうが良い。渋谷区には60歳前後の元部長たちが、定年後の時間を持て余している。まだ若い。使い出がある。

 もっと社会教育の現場のことを知りたいので、生涯学習課石川社会教育係長に電話した。社会事業大学から、ずっと社会教育一筋で30年以上やってきた専門家である。時たま、お会いして、社会教育のことを教えてもらっている。

 こと「サービス公社」のことに関して、日ごろは饒舌な彼も口ごもりがちである。仕方がないので、上司である原田正徳課長に代わってもらう。「資料を送って欲しい」とお願いしても、「切手代がないから出来ません」の切り口上である。

 高齢者介護課長のときに、部下に「文句があるなら辞めなさい」と迫り、憤慨した部下から連絡を受けたことがある。渋谷区役所では、ぼくの知っている限り、関口康永区議会事務局長に次ぐ、評判の極端に悪い管理職である。

 前公聴相談係長は性格は悪かったが、仕事はずば抜けてできる女性だった。しかし、「あの課長の下で働くのは、真っ平ごめんです」と、言い切られてしまったことがある。職員の間では、原田正徳課長の部下への思いやりのなさと、無能が知れ渡っているようだ。

 資料を断られたので、上司に当たる児玉史郎参事に事情を話したところ、何とか資料を送ってもらうことになった。もう一つ、生涯学習課では、今度ノンフイクション作家沢木耕太郎を呼ぶことになった。作家として超一流な人である。税金で払う講演料を聞いてみた。

 ぼくは自治体では講演料は10万円だと思っている。社会貢献だからである。一私企業相手に講演するわけではない。原田正徳課長曰く「答えられない」。今まで、この10年間、さまざまな職員に質問してきたが、ましてや講演料の事で「答えられない」と、断言されたのは初めてである。ぼくらの税金なのに、狂っている。

 また、児玉参事を間に入れて聞くと「約20万円相当」、と言う変な答えが返ってくる。またまた突っ込むと、「20万円」と言う正確な数字がようやく出てきた。疲れる人だ。

 いろんなところで職員、区民相手にトラブルを起こし、内部告発までされ、これから原田正徳課長はどう生きていくのだろうか?人事ながら、心配である。IQはだんとつに高い(出身大学、学部を聞くとびっくりする)が、愛嬌(コミニュケーション能力)はこれまた抜群に低く、総合計が平均以下の典型である。

 時間をあえて作り、心療内科にいき、何故うまくやれないのか、専門医に真摯に相談することを勧める。自信を持ってぼくが断言できることは「奉仕者=渋谷区職員」にはむいていないことである。

 「宇田川町名物ー困った君」原田正徳のことが主題ではない。社会教育館のことが優先する。明日、石川社会教育係長と会い、もっと突っ込もうと思う。そして、これを機会に「市民教育」をもう一度考え直したい。

 かみさんに勧められ、「マックス・ウェーバーの犯罪」(ミネルバァ書房)を読んでいて(良くわからないところが多いが)、「市民」がとても気になるので・・・

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柴田春喜清掃リサイクル部長は支持者が多いんだ!ー初めての謝罪

 柴田春喜清掃リサイクル部長(前教育委員会事務局次長)のことを、今までよく批判してきた。たしかに「単労をここ最近、採用したことはない」は嘘であることが職員課の資料で暴露されたり、資格に疑義がある教育委員に会うことを体を張って阻止されたり、おかしなことが続いた。

 その事実をブログに公表すると、柴田部長に限って、他の部長、課長から弁護の電話がかかってきた。「柴田さんは立場上、そう言っているだけで、本心は違うんですよ」「山谷さんに問い詰められると、蛇に睨まれたカエルのように、思わぬ行動を取るんです」

 電話をかけてくる部長、課長は渋谷区職員の中では、上質な方で、人間的に信頼している 人が多い。でも異常である。久保田幸雄子ども家庭部長の「加齢臭」のことを書いても、かっての部下は「久保田は単なるごますりですよ。ざまあ、みろ。よくぞ書いてくれた」と喜ぶ。また前広報(現商工観光)課長植竹ゆかりのことを「中央の文学部なのに、東大ぶっちゃって」と、わざわざ教えてくれたのは、同じ中央の先輩である。「巧言令色、少なし仁」に、不快感を示すのは、ぼくだけではないようだ。

 でも、とりわけ悪評なのは、区議会事務局長、別名「ヒラメ」の関口康永である。かっての部下たちが「管理職失格」と、絶対に今でも関口を許さない。部下への配慮に乏しく、いつも上司、組合に目が行くので、指示がころっ、ころっと変わるそうだ。

 ぼくも関口が会計管理室長のときに、部下が公務執行中に意地汚く眠りこけているところを現認している。ぼくの指摘に西留(現保育課総括)係長は大慌てで本人に注意をしたが、関口室長はぼけっとしたまま、何もしなかった。

 今回、警視庁に「詐欺」容疑で書類送検された木村正義区会議員の資料、特に本人が隠している学歴、職歴の資料を貰おうと関口議会事務局長に電話しても、「ありません」の一言で、電話を切られてしまった。

 同じ批判していても、柴田春喜清掃リサイクル部長は違う。電話での質問にもきちんと答えるし、清掃の人たちの人件費の資料も包み隠さず、くれる。何よりも、電話での応対が優しい。各部長、課長の支持者が多いわけだ。

 ぼくも、少しは柴田部長に謝罪をしなければならない。同じ、参事職でありながら、関口区議会事務局長とは人間の「品性」が違う。

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NPOが運営している図書館に行ってみたー渋谷区立代々木図書館

 NPO(非営利事業組織)がやっている図書館が渋谷区に初めて出来たので、実際に見に行った。小田急線南新宿駅近くにある代々木区民施設の4階に、その小規模な渋谷区立代々木図書館がある。

 6月11日午後4時に行くと、職員側から船本中央図書館長、岩佐中央図書館係長(前笹塚図書館長)、小柄な少女のような長岡代々木図書館長(臨川みんなの図書館長兼務)と、NPO側から堂々として押し出しが強い沢辺均副理事長以下4名のスタッフが迎えてくれた。計7名の人たちに囲まれると、気が小さいので、おどおどしてしまう。

 6時近くまで、それぞれの話を聞いたり、館内を見回ったりしたが、印象は極めてよい。まず、館内が良く整理され、清潔である。30年間、笹塚図書館を利用しているが、設備がことごとく古臭く、便所が以前は臭いが強く、それに加え、エレベーターもないので、じつに使いにくい。読書室も、昭和の時代の高校の自習室といった雰囲気で、貧乏臭い。夏場は特にホームレスの体臭が強烈で、吐きたくなるほどである。

 笹塚図書館のお粗末さに比べると、小さいながら代々木図書館は別世界ー「秘密の花園」である。自宅近くにあるならば、迷わず、ぼくは代々木図書館の方に行く。もう一つ、NPOの若いスタッフがにこやかで、好感が持てた。やはり、若い人たちが多い方が良い。笹塚の職員は全体的に好感を持っているが、一名だけ、頑固に司書の資格を取らず、係長試験も黙殺する50歳代の古参男性職員が居座っている。年収約800万円。図書館で職員として生活をする以上は、司書の資格は最低限必要である。図書館をなめている。

 笹塚図書館の、図書受け渡しの現場で働いている下請けの時給は、最低で850円である。一方、古参男性職員には時給4000円近く払っている。なぜなら、職員で、自治労によって守られているからだ。どう見ても「同一労働、同一賃金」の市民社会の常識から外れている。下請けの人たち、特に司書資格を持っている人たちは、この「既得権」でのうのうと生きている古参職員を、どう見ているのだろうか?

 代々木図書館のNPOスタッフの時給(司書資格を持っている人が多い)は実質1200円を上回り、退職金、年金等の社会保障も完全とはいえないが、しっかりとやっているそうだ。一方の笹塚図書館の下請けは社会保障を貰っているのか?単に安く、使われているだけではないのか。

 渋谷区役所版「蟹工船」、「ワーキングプア」を新しく生み出すのが、図書館外注化の目的ではない。あくまで、余りにも高くなりすぎた便所掃除などの単労職員(中央図書館に一人、渋谷図書館に二名(!)もいる)等の排除が一つの目的である。公務員であることを盾に、あまり働かない単労に年間1000万円もの人件費を払うくらいだったら、その分、下請け職員の時間給をせめて1000円に上げたり、雑誌「世界」を講読してもらいたい。ちなみに、笹塚も、代々木も予算不足のため、両館とも定期購読していない。

 代々木図書館に行く前に中央図書館に、予約の段取りのために電話をした。出たのが、便所掃除等が担当の定年近い単労である。「ええっ、ええっ?」。まったく、こちらの言っていることがわからないようだ。「またか」。これが率直な感想である。

 中央図書館に電話すると良くこの、便所掃除等の用務がでる。だから、いつも船本館長、岩佐係長に「彼を電話に出すな」と、厳命しているが、どうも電話に出たがるようだ。でも、裏方を図書館サービスの前面に出してはいけない。接遇訓練を受けていれば、ああいう電話の受け方はしない。訓練を受けないから、トラブルになるのだ。でも、この用務の人件費は年間1000万円だ。狂っている。

 渋谷区の図書館運営はつぎはぎだらけ、でたらめなところがある。根本的な「哲学」が欠如している。どんな図書館にしたいのか、司書をどう遇するのか、地域社会に貢献するのが目的であるNPOと、運送などが本業の単に安いだけの下請けと、どうその違いを出すのか?

 図書館短大(現在は筑波大学に吸収合併されている)で、司書の訓練を受けた長岡代々木図書館館長がもっと現場の意見を前面に出し、渋谷区の図書館を変えていって欲しい。もう、恥ずかしがって、引っ込んでいる場合ではありませんよ。多くの女性後輩司書(渋谷区職員)たちが、大先輩を見ていますよ!

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(前)区議会議長木村正義へー市民の静かな怒り

 「何だ、このやろう」

 10年近く前に、渋谷区議会分科会を傍聴していた時、余りにも木村正義議員(現在66歳。自民党)が横暴なので注意したら、突然、反撃された。とんでもない罵声に、書記をしていた鈴木主査(現 職員課人事係長)が、鳩が豆鉄砲を喰らったように、きょとんとしていた。

 一応、議会は市民社会の選良である紳士、淑女の集まりだと思っていたが、木村正義議員との出会いは、いまだに強烈な印象が残っている。まるで、ごろつきである。

 今まで、このブログでは、区議会議員の批判をしてこなかった。その理由の一つは、彼らが選挙のたびに選挙民に選ばれたり、落とされたりしているからである。選挙民が最終的に選べば良いと思ってきた。

 渋谷区の選挙民と言っても、さまざまな階層の人が混在している。それぞれの階層が代表として、区会議員を選べば良い。もう一つの理由は、渋谷オンブズマンの存在である。ぼくの方は、選挙の洗礼を受けない渋谷区職員、とりわけ異様に多い、清掃、用務、給食などの単労に特化して、1000万円以上の法外な年収の事実を伝えてきた。渋谷区議会のことは、ほとんど渋谷オンブズマンに任してきた。それが「書類送検」事件である。これこそ、渋谷オンブズマンの執念の「金星」である。

 桑原敏武区長のことは前に書いたから、繰り返さない。「みっともない」の一言に尽きる。市民社会において、「書類送検」とは、犯罪の容疑者のことである。ましてや、罪状が選挙カーのガソリン代ピンはねの「詐欺」である。桑原家末代までの「恥っさらし」である。

 もう一人、渋谷オンブズマンに告発された議員がいる。当時の区議会議長木村正義である。87年から6期(24年)連続当選(下位当選が多い。ちなみに07年は34人中19位で当選)している。さすがに、桑原区長は逃げ隠れもせず、テレビ朝日の「モーニングショウ」の取材も受けたが、一方の木村正義議長は最後の最後までマスコミ取材を逃げた。

 桑原区長の学歴、職歴は公表されている。しかし、木村正義議長の学歴、職歴は謎のままである。渋谷区に残る下町、本町の横丁の豆腐屋のご主人であることしかわからない。念のため、本町の人たちに詳しく聞いても、重い口を閉ざしたままである。ただ、本町出張所の職員たちは、明らかに彼のことを怖れていた。よく怒鳴るそうである。

 ハチ公バスは本町の豆腐屋を通って笹塚に行くので、豆腐屋をよく見かける。客がいたのを見たことがない。口の悪い近所の人たちは、「本当に主人が豆腐を作っているのか?」と陰口を叩いている。

 今度は新たに「渋谷区長・議長ガソリン代 非開示決定取り消し」を、09年5月27日に東京地裁が決定した。これも渋谷オンブズマンの功績である。文書は存在していたのである。「盗人猛々しい」とは、このことである。区長、議長そろって「書類送検」の反省がない。市民社会を甘く見すぎている。

 英国、オーストラリアの研究所、大学で学んできた当方として、信じられない。たしかに市民(英語のシチズン、フランス語のブルジョワジーの訳語。中産階級をさす)は草食系でおとなしく、優等生が多いが、公の不正に対しては烈火のごとく、怒り、そして行動に移す。「書類送検」の重い意義をよくわきまえている。

 選挙で選ばれてきた木村正義議員に対して今まで遠慮してきたが、「書類送検」と東京地裁の非開示取り消しが重なると、もう許さない。「市民の敵」である。そもそも、市民が比較的多い渋谷区には、犯罪の容疑者のような「ならず者」は似合わない。いくら下町の庶民(一般の人たち)が多い本町の人たちも、「当惑」を通り越して、「困惑」、そして「迷惑」とやがて立ち上がるだろう。次回の選挙は落選の可能性が出てくるだろう。

 木村さん、もう人を怒鳴ることを止めたらどうですか。下品です。インターネットで自分の名前を索引して見てください。どれだけ、多くの人があなたに迷惑していることか!それに自分の前歴、学歴も公表されたらどうでしょうか?そして、最後に「書類送検」「東京地裁非開示取り消し」の説明責任を果たしてください。それが「公人」としての最低限の責務です。

 たしかに「市民」はおとなしいです。あなたのような強面ではありません。大きな声で威嚇することもありません。でも、「市民」は「市民社会の掟」を熟知しています。それは「市民の敵」を絶対に許さないことです。

 

  

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IQ+愛嬌(コミニュケーション能力)=人間の本当の力

 人間の本当の力とはなんだろうか?

 ずっと今まで考えてきた。1972年に早稲田を出てから、英国映画協会で1930年代の英国ドキュメンタリー映画を学んだり、1978~1979年に従軍慰安婦のドキュメンタリー映画を韓国、沖縄で監督したり、「じゃぱゆきさん」を書き下ろしたり、今まで様々なことを試行錯誤してきたが、この年になると、どうもIQ+愛嬌(コミュニケーション能力)の総合計ではないか、と思うようになった。

 特に日本映画学校(3年生)で1980年~1999年まで、入試担当や20年近くドキュメンタリーゼミの先生をやって、多くの学生たちと関わると、確信に近くなってくる。

 そういうぼくは、十人に一人のIQ(120以上)はあるが、百人に一人のIQ(130以上)はなかった。その証拠に、東大には入れなかった。どう見ても、ずば抜けて、頭が切れる人ではない。

 しかし、愛嬌には恵まれていた。一つは母、祖母に一人息子として大切に育てられ、女の人たちの話し相手になれたからだろう。大学に入っても、女友達にレポートを代筆してもらい、大学闘争のドサクサに、何とか5年かかって卒業している。本来ならば、出席が悪く、成績も最低に近かったので、もう2,3年は在学していただろう。

 外国に行っても、笑いを絶やすことはなく、とりわけ英語、フランス語が出来たわけではなかったが、ロンドン、パリと楽しかった。国は代われど、女の人たちも自由に生きたい、話を聞いてもらいたいのだと思う。愛嬌さえあれば、何とか、どこでも生きていけるのである。

 ぼくが渋谷区役所で自由に、いろんなところに行け、話を聞けるのは、ひとえにぼくの「愛嬌=コミニュケーション能力」だと思う。決して、ぼくの学歴や映画監督、ドキュメンタリー作家、オンブズマンの肩書きのせいではない。

 今まで美男子と誉められることは少なかったが、愛嬌だけは受けがよかった。渋谷区役所でも、ぼくと同類の人に出会うことがある。IQ+愛嬌の総合計が人間の本当の力だと、心で思っている人だ。

 それは意外に高卒の人が多かった。例えば、前区議会事務局長(参事職)、定年後は渋谷区勤労者共済会石川局長である。月給40万円で、今日も区役所近くの渋谷区立勤労者福祉会館で、女性たちに混じって働いている。

 一言で言えば、感がいい人である。空気を読む。複雑な家庭で、気を使いながら育ったから、それが体から抜けないのだろう。10年近く前、教育委員会学務課長のときに知り合ったが、ぼくのような新人オンブズマンにも気を使ってくれ、欲しい資料を貰った記憶が強い。

 他の管理職、例えば同年代の元教育委員会次長はわめき散らし、早々に退散せざるをえなかった後だから、余計に石川学務課長の温情がありがたかった。元教育委員会次長は中大法科出身で、若くして管理職試験に受かり、でっぷりと太り、威風堂々たる外見だった。

 一方、石川元学務課長は高卒で、体格も貧相(失礼!)だったが、着ている物は府中の伊勢丹デパートで買った趣味の良い背広である。決して「コナカ」でも「アオキ」でもなかった。新宿の伊勢丹本店で買わないところが、いかにも石川さんらしい。でも、この二人の相性は最低に近く、仲は決して好くなかった。

 元教育委員会次長は何を血迷ったか、やがて区長選に出馬し、結果は惨敗である。退職金の大半をすったはずだ。一方、石川さんは議会事務局長で定年を迎え、3000万円近い退職金を満額貰い、その上に勤労者共済会局長に月給40万円で天下っている。両者の現在の人生は両極端である。

 一方は川崎信用金庫の高額預金者で、職場では優秀な女性の部下たちから、「局長、局長」とかしずかれもう、もう一方は消息不明である。かっての子分たちは詰め腹を切らされるように、一人、一人と定年前に辞めていった。身から出た錆、当然の報いではあるが、少し寂しい気もする。

 元教育委員会事務局長の部下だった濱出憲治(現 都市整備部長)の場合は、子分たちの運命とは明確に違う。はっきりと「NO」と言った濱出部長は長い間冷や飯を食わされ続けたが、持ち前の「愛嬌」でのし上がってきた。彼も高卒である。しかし、すべてを包み込んでしまう包容力で、今や笹塚の青写真を書いている。彼だったら多くの住民を味方につけることが出来るだろう。

 今まで、渋谷区の高卒の幹部(参事)を紹介してきたが、共通しているのはIQ+愛嬌に恵まれた、人に愛される人たちであることだ。そうでなければ、高卒で部長にまで出世しない。

 えてしてIQ(学歴に非常に関連性が強い)のことばかりを語るが、「愛嬌」を無視してはいけない。ぼくのような才能の乏しい人間がここまで生きてこれたのも、それを支えてくれた人たちがいたからである。それに渋谷区役所のことをここまで、踏み込んで書けるのも、ぼくの「愛嬌」に共感する人たちがいるからである。

 同じ高卒でも、現在の区議会事務局長関口康永、「別名ヒラメー組合や上司にばかり目が行くから。部下から管理職失格と内部告発されている」は、ぼくのことを「蛇蝎」のように嫌うけど・・・

 

 

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渋谷区役所「つるっパゲ」課ーハゲは移るんです

 職員課は激務である。労働組合からの弾劾だけではなく、来年にまで職員を2000人にしなければならない。でも、09年4月1日現在、職員数は2135名である。それに加え、 待機児童が約100名に増え、保育士の数が圧倒的に足りない。08年度は21名を新規採用したが、09年度はそれ以上を新しく追加しなければならない。現在でさえも135人も余っているのに、来年度を2000名に抑えるのは、到底無理である。

 職員課長(部長一歩手前の統括)黒柳貴史は朝早くから、晩遅くまで、孤軍奮闘しているが、駄目なものは駄目なのである。清掃、用務、児童擁護等を減らせば良い、と何回も忠告しているが、頑なに受け入れてくれない。渋谷区では23区内でもだんとつに多い、年収1000万円近い単労が505名もいるのだ。杉並区や他区では、時間給1000円前後の民間に単純労働を移管している。

 黒柳課長が薄くなった髪を振り乱して、頑張るから、可哀想なのは人事係長鈴木、主査の小山である。特に鈴木の体調が明らかにおかしい。まず、顔色が悪すぎる。それに、ぱらり、ぱらりと髪が落ちていく。鈴木係長が10年近く前、区議会事務局にいたときから、見ているが、余りにも最近目立つ。一つはあまりの忙しさに、夜遅くなって、コンビニ弁当を国分寺市の自宅で一人寂しく食っているからだろう。

 小山主査は4,5年前、初めて会ったが、そのころ黒髪がふさふさあった。東上線の辺境に一戸建てを構え、長距離通勤しているが、過労で毎日6時間、寝ているか、疑問である。ほぼ、同時期に渋谷区役所に奉職し、高齢者サービス課で机を並べた斉藤則行が保育課長になっているが、一方の小山は主査のままである。その小山主査も、最近では明らかに頭髪の薄さがはっきりと目立つようになってきた。

 職員課長黒柳がもっと極端である。中大法科を優秀な成績で卒業し、まだ30歳代で管理職試験に受かり、杉並区から渋谷区へ引っ張られてきた。まだ45歳の見るからに秀才といった外見だが、職員課長になってから異変が起こった。「メタボ」である。本人は否定するが昼飯もまともに食えず、夕食に「どか食い」をするから、どうしても、デブになる。単なるデブだったらまだ良いが、明らかに後頭部がハゲてきている。課長がハゲだと、係長、主査もハゲになるのか?

 職員課に職員を増やすように忠告しているが、黒柳課長はここでも頑なである。「職員数を減らす旗振りをしているのに、職員課に増員は出来ません」。でも、部下のことを少しは考えてほしい。鈴木係長はもう、限界である。そろそろ入院するだろう。管理職試験も何年も落ちたままである。都立大法科を出た、誰もが認める渋谷区の逸材だが、そろそろ油切れである。

 一方、小山主査も明るく振舞っているが、慢性疲労と、髪の薄さは隠しようがない。早稲田実業から、早大教育学部へ進学した秀才だが、管理職試験準備をしている暇がない。

 渋谷区役所職員課は総崩れである。黒柳課長は以前と違い、こわばりが取れ、渋谷に慣れてきたと思う。移って来た当初、特に部下の「ゴルフ職免」をめぐってよくぶっかったが、最近では黒柳課長の育ちや性格の良さ、とコミニュケーション不足の両方がよく判り、関係は良好である。ただ、自慢の「こなか」のスーツだけはいまだに馴染めないけど・・・

 渋谷区役所「つるっパゲ」課全員に、やがてふさふさとした毛が生えてくることを望む。それは職員の増員といった「養毛剤」が不可欠であるが・・・

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渋谷区役所版「蟹工船」-時間給850円から

 朝日新聞に挟み込まれた、09年3月8日「しごと情報 アイデムー世田谷・杉並・渋谷エリア」を読んで、魂消てしまった。

 だって「NPO法人 元気な図書館」と「トータルアウトソーシングの大新東グループ 大新東ヒューマンサービス株式会社」の、渋谷区図書館員の募集広告が隣同士に出ているではないか!NPO法人は代々木図書館、大新東は笹塚図書館である。代々木の時給は900円以上、笹塚は850円以上であるが、大きな違いが一つある。

 代々木は司書資格者、経験者歓迎であるが、一方の笹塚は「未経験者も歓迎です!」と明記されている。司書資格は問題外のようだ。図書館員が司書の資格を持っていないのは、西オーストラリア大学で客員研究員をやっていたぼくには、信じられないことである。司書は日本以上に尊敬されている。

 09年6月1日、朝日新聞朝刊フロントページに「図書館 進む民間参入 公立6館に1館 新サービス次々」と、車両サービスが本業の大新東が02年から図書館に参入したことを報じている。

 佐藤賢哉(前)渋谷区経理課長から、07年2月28日の笹塚図書館指名入札結果表を取り寄せてみた。3年間はこの入札者が継続する。大日本印刷系の老舗丸善、図書館流通センターが高値で落選したが、新手の大新東が一番の安値で落札している。とにかく、この下請けは安いのである。

 この大新東ヒューマンサービスという会社は、今まで図書館とはほとんど関係のない派遣が中心のところである。朝日新聞は車両サービスが中心と書いているが、インターネットの「会社情報」では、調理師が598人と最も多い。

 一方、代々木図書館は「NPO法人 元気な図書館」落札している。指名競争入札にはあまりの安さに大手の丸善が辞退し、図書館流通センター、大新東等が入札しているが、落札したのはNPOである。決め手は、金儲けが目的ではないから、そのぶん安く出来ることである。ただし、NPOは小規模(個人会員29人)だから、代々木のような小さな図書館の運営しか任されない。それが最大の欠点である。

 当たり前のことだが、株式会社の目的は金儲けである。書籍に詳しい丸善、図書館流通センターしかり。そして、書籍、図書館とは今まであまり関係のなかった大新東ヒューマンサービス株式会社は、グループ従業員約10,200人(臨時職員を含む)(平成20年9月末)である。これだけの従業員を抱えながら、金とはあまり縁のない図書館業務で利益を上げていかねばならない。することは従業員の「ピンはね」である。

 これが代々木図書館の時給が900円以上、笹塚図書館の時給が850円以上である根本的な理由である。そのために司書資格を問わず、安い初心者歓迎になる。

 「モラルハザード」という英語がある。日本語に直すと「内部崩壊」だろう。同じ図書館で働きながら、代々木と笹塚ではやる気がぜんぜん、違うと思う。一つは理想である。金儲けか、NPO本来の地域社会への貢献かである。金儲けの割には、笹塚図書館に勤める下請けは余りにも低賃金である。

 図書館の便所掃除等をする渋谷区単労職員の時給が4000円近く、退職金が約2300万円の事実を知ったら、自分たちは「蟹工船」にはめられていることが判るだろう。

 事実を知った以上は団結し、渋谷区・大新東と賃上げを交渉しなくては・・・

 

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