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IQ+愛嬌(コミニュケーション能力)=人間の本当の力

 人間の本当の力とはなんだろうか?

 ずっと今まで考えてきた。1972年に早稲田を出てから、英国映画協会で1930年代の英国ドキュメンタリー映画を学んだり、1978~1979年に従軍慰安婦のドキュメンタリー映画を韓国、沖縄で監督したり、「じゃぱゆきさん」を書き下ろしたり、今まで様々なことを試行錯誤してきたが、この年になると、どうもIQ+愛嬌(コミュニケーション能力)の総合計ではないか、と思うようになった。

 特に日本映画学校(3年生)で1980年~1999年まで、入試担当や20年近くドキュメンタリーゼミの先生をやって、多くの学生たちと関わると、確信に近くなってくる。

 そういうぼくは、十人に一人のIQ(120以上)はあるが、百人に一人のIQ(130以上)はなかった。その証拠に、東大には入れなかった。どう見ても、ずば抜けて、頭が切れる人ではない。

 しかし、愛嬌には恵まれていた。一つは母、祖母に一人息子として大切に育てられ、女の人たちの話し相手になれたからだろう。大学に入っても、女友達にレポートを代筆してもらい、大学闘争のドサクサに、何とか5年かかって卒業している。本来ならば、出席が悪く、成績も最低に近かったので、もう2,3年は在学していただろう。

 外国に行っても、笑いを絶やすことはなく、とりわけ英語、フランス語が出来たわけではなかったが、ロンドン、パリと楽しかった。国は代われど、女の人たちも自由に生きたい、話を聞いてもらいたいのだと思う。愛嬌さえあれば、何とか、どこでも生きていけるのである。

 ぼくが渋谷区役所で自由に、いろんなところに行け、話を聞けるのは、ひとえにぼくの「愛嬌=コミニュケーション能力」だと思う。決して、ぼくの学歴や映画監督、ドキュメンタリー作家、オンブズマンの肩書きのせいではない。

 今まで美男子と誉められることは少なかったが、愛嬌だけは受けがよかった。渋谷区役所でも、ぼくと同類の人に出会うことがある。IQ+愛嬌の総合計が人間の本当の力だと、心で思っている人だ。

 それは意外に高卒の人が多かった。例えば、前区議会事務局長(参事職)、定年後は渋谷区勤労者共済会石川局長である。月給40万円で、今日も区役所近くの渋谷区立勤労者福祉会館で、女性たちに混じって働いている。

 一言で言えば、感がいい人である。空気を読む。複雑な家庭で、気を使いながら育ったから、それが体から抜けないのだろう。10年近く前、教育委員会学務課長のときに知り合ったが、ぼくのような新人オンブズマンにも気を使ってくれ、欲しい資料を貰った記憶が強い。

 他の管理職、例えば同年代の元教育委員会次長はわめき散らし、早々に退散せざるをえなかった後だから、余計に石川学務課長の温情がありがたかった。元教育委員会次長は中大法科出身で、若くして管理職試験に受かり、でっぷりと太り、威風堂々たる外見だった。

 一方、石川元学務課長は高卒で、体格も貧相(失礼!)だったが、着ている物は府中の伊勢丹デパートで買った趣味の良い背広である。決して「コナカ」でも「アオキ」でもなかった。新宿の伊勢丹本店で買わないところが、いかにも石川さんらしい。でも、この二人の相性は最低に近く、仲は決して好くなかった。

 元教育委員会次長は何を血迷ったか、やがて区長選に出馬し、結果は惨敗である。退職金の大半をすったはずだ。一方、石川さんは議会事務局長で定年を迎え、3000万円近い退職金を満額貰い、その上に勤労者共済会局長に月給40万円で天下っている。両者の現在の人生は両極端である。

 一方は川崎信用金庫の高額預金者で、職場では優秀な女性の部下たちから、「局長、局長」とかしずかれもう、もう一方は消息不明である。かっての子分たちは詰め腹を切らされるように、一人、一人と定年前に辞めていった。身から出た錆、当然の報いではあるが、少し寂しい気もする。

 元教育委員会事務局長の部下だった濱出憲治(現 都市整備部長)の場合は、子分たちの運命とは明確に違う。はっきりと「NO」と言った濱出部長は長い間冷や飯を食わされ続けたが、持ち前の「愛嬌」でのし上がってきた。彼も高卒である。しかし、すべてを包み込んでしまう包容力で、今や笹塚の青写真を書いている。彼だったら多くの住民を味方につけることが出来るだろう。

 今まで、渋谷区の高卒の幹部(参事)を紹介してきたが、共通しているのはIQ+愛嬌に恵まれた、人に愛される人たちであることだ。そうでなければ、高卒で部長にまで出世しない。

 えてしてIQ(学歴に非常に関連性が強い)のことばかりを語るが、「愛嬌」を無視してはいけない。ぼくのような才能の乏しい人間がここまで生きてこれたのも、それを支えてくれた人たちがいたからである。それに渋谷区役所のことをここまで、踏み込んで書けるのも、ぼくの「愛嬌」に共感する人たちがいるからである。

 同じ高卒でも、現在の区議会事務局長関口康永、「別名ヒラメー組合や上司にばかり目が行くから。部下から管理職失格と内部告発されている」は、ぼくのことを「蛇蝎」のように嫌うけど・・・

 

 

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コメント

自遊人さま

IQアイキョウ論、おもしろいですね。
これから私の周りにも、広めたいです。

アイキュウには、中学時代の腑に落ちない私の
体験があるのです。

時間制限の有る中、突然配られた紙に向かって
目的を知らされずに突然行われたIQ検査に
集中できなかった中学2年当時から今も

意味不明の命令仕事などには熱意が湧きません。
他者からは使いにくい人間でしょうねえ(笑)。

        NGO仲間


投稿: NGO仲間 | 2009年6月 9日 (火) 10時12分

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