今年最初に「救世軍」に行ったーハリスツィードの世界
今年最初の救世軍のバザー場(杉並区和田2-21-2)に1月10日に行った。毎週土曜日の午前9時から午後2時まで開いているが、10日が09年最初のバザーである。それが、この日、ぼくが寝過ごして、バザー場に着いたのが、9時45分であった。
やはり45分も遅刻をすると、良いものはあらかじめ買われ、今回は思ったほどの収穫はなかった。年末、年始のお歳暮がたっぷりとあると踏んでいたが、期待はずれだった。その中で一つの収穫は、スコットランド製ハリスツィードのジャケットだった。もう着る物は十分あるので、よほどのものでない限りは買わない。しかし、今回の手作りハリスツィードは新品同様だったし、何よりも2000円と異様に安いのが気に入った。おそらく救世軍の値段をつける人は、ハリスツィードの価値がわからないのだろう。ごわごわではあるが、暖かいウールはお値打ちものである。
いつもだったら1500円まで値切るのだが、今回はその代わりに、新品の青ワイシャツと灰色のフランスAPCのマフラーをおまけに貰った。薄いウールマフラーはおしゃれで十分、納得のいくものだった。
隣のパジャマ売り場ではバレンチノのパジャマが目に付き、全体のデザイン、とりわけ青のストライプが気に入り、1200円のところを1000円で買う。ほぼ新品である。ついでにピエール・カルダンのフェースタオル2枚を300円で買う。袋は破損しているが、もちろん新品だ。
続いて、帽子売り場でシャーロック・ホームズが被っているようなものを探したが、空振りだった。またガウン売り場で、ウールの分厚い夜着を見つけようとしたが、これまた徒労。やはり45分の遅刻は後々まで祟る。
最後に書籍売り場で、12月に目をつけておいた世界地図も、あえなく買われてしまっていた。2000円と高かったが、逃がした獲物は大きかった。やはり、無理してでも、その場で買わなくっちゃ!その代わりに購入したのが、「THE TIMES ATLAS OF WORLD HISTORY」である。分厚い歴史地図帳であるが、店員は最初1000円という値段を譲らなかったが、ぼくが800円だと言い切ると、泣く泣くその値段に落ち着いた。しかし、隣にいたかみさんが急に怒り出した。あまりの剣幕で、他の客も不安そうにこちらを見る。
「読みもしないのに。英書だからといって、見栄を張っちゃって」。かみさんは95年前後、1ドル80円時代に、ニューヨークのバーンズ アンド ノーブルズ書店で、大量に買い込んで、船便で送らせた英書の大半が、いまだに積まれたままであることが許せないらしい。でも本を買うことは「飲む、打つ、買う」よりは遥かに良いことだと、自分に納得させている。今回の買い物合計4100円なり。
渋谷区役所の中島豊六区民部長はアオキのスーツに大変な誇りがあり、3着のスーツを週5日、着まわしている。そんなに拘っているなら、せめて5着買えば良いのだが、娘が女子大に行き、中島家はおとうさんのスーツに金をかける余裕がないらしい。一方、黒柳貴志職員課長は新品のコナカのスーツが自慢なようだ。渋谷区職員は5%引きであることをよく口にする。
笹塚のチャップリンは区の幹部である彼らも、良質なハリスツィードを着て欲しいと思う。大量生産のアオキにも、コナカにもないもの、スコットランドの手作りの良さが感じられるものを大切に使って欲しい。ハリスツィードを着れば、日本製のものがいかにちゃちであるかが解るだろう。中島部長も黒柳課長も今までと違う世界があることが、おぼろげながら理解できる。でも、これだけ言っても無駄かもしれない。だって、彼らはみずほ(渋谷区の指定金融機関)の「貯金王」だから・・・
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コメント
笹塚のチャップリンさま
救世軍バザー、別名「夢の島」とみたり。
その心は、何でもありの、東京湾の埋立地を
夢の島と呼ぶがごとし。
つまり、ガラクタの山の様だけど中身の入ったままの
金庫が捨ててあったりする点が似ていませんか。
そして今回私はハリスツイードと言う単語を始めて知りました。
ぴかりと光る逸品の様ですね。
昔の村役場みたいな渋谷区職員のファッションも
救世軍バザーに通えば、センスが良くなるかもしれませんね。
NGO仲間
投稿: NGO仲間 | 2009年1月12日 (月) 23時58分