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敵を間違えるな

 最近では11月28日、元厚生省事務次官家族の連続殺傷事件、6月8日、秋葉原大量殺人事件等、物騒なことが続く。でも、ぼくは99年9月8日、池袋サンシャイン近くで「むかついた、ぶっ殺す」と、23歳の若さで2人殺し、6人に怪我を負わせた造田博のことがいまだに気になって仕方がない。岡山県の進学校である倉敷天城高校に在学していた時に、パチンコに狂って、サラ金に追われるようになった両親に遺棄された哀れな青年である。

 まだ高校生のときに、担任の先生、親戚、民生委員等が親身になって手を差し伸べれば、通り魔になることはなかった。奨学金を活用すれば、本人の希望である大学も進学可能だっただろう。しかし、ここでも社会的に「排除」され、高校を中退した造田博は新聞配達などの最底辺労働に追い込まれ、やがて心を病んでしまった。その挙句が池袋の凶行である。

 07年4月19日に、最高裁で横尾和子裁判長が造田博に死刑を確定させた。この横尾和子(41生まれ)こそが、今回取り上げる「巨悪」の一人である。ICUを卒業後に、厚生省に入り、86年に厚生省年金局企画課長、94年に社会保険庁長官、98年に駐アイルランド大使、01年に最高裁判事と、高級官僚の「王道」を順調に駆け上がった。しかし、そんな彼女にも「逆風」が吹いた。08年に最高裁を定年を待たずに「依願退職」している。名目は「依願退職」だけれど、実際は社会保険長官時代のでたらめな年金処理への批判が強まり、詰め腹を切らされたというのが実情である。

 判っているだけでも厚生省、社会保険庁、外務省、最高裁の退職金がある。総額何億円にもなる。せめて社会保険庁長官時代の退職金ぐらいは,責任を取って返還すべきだと思うが、溜め込んだままだ。卑しい高級官僚の一つの典型である。

 元厚生省事務次官家族の連続殺傷事件の犯人・小泉毅は明らかに標的を間違えている。そして、山口剛彦(元)事務次官夫妻を殺したのは明白な間違いである。殺すことはない。むしろ、横尾和子のことをもっと国会図書館で調べるべきだった。

 造田博も秋葉原大量殺人事件の犯人・加藤智大も怒りをぶつける相手を間違えている。手っ取り早く殺せる老人、タクシーの運転手、アルバイトの女性店員は本当の敵ではない。むしろ被害者だ。本当の敵は5っある。

 ① 横尾和子に代表される一部の強欲な高級官僚。

 ② 堤義明に象徴される、名ばかり「節税」者。

 ③ パチンコ屋など、脱税している一部の在日韓国・朝鮮人(以下、コリアンと略す)。

 ④ 逸脱行為が余りにも目立つ三笠宮寛仁

 ⑤ 既得権に胡坐をかく白あり公務員(清掃、警備、学童擁護などの単純労務職員)

 ② まず堤義明のことについて触れたい。西武鉄道、プリンスホテル等の西武グループの「天皇」、堤義明(34生まれ)は05年に有価証券偽造(証券取引法違反 インサイダー取引)で、東京地方裁判所から懲役2年6月、罰金500万円、執行猶予4年の有罪判決を受けている。

 西武グループ、そして堤義明本人も税金をほとんど払わないことで、「節税」の究極として、ずっと悪名が高かった。それが脱税ではなく、微罪である証券取引法で逮捕され、執行猶予のうえ、たかだか罰金500万円ですんだという事実がぼくには信じられない。もちろん裏取引があったと思う。判決後に「院政」を決め込み、表にはほとんど出てこないが、日教組のプリンスホテルキャンセル事件などで、時たま堤義明の「影」を感じる。民主主義の本当の「敵」は名ばかり「節税王」、本当は「脱税王」堤義明だと思っている。

 ③ 在日コリアンたちのパチンコ屋脱税は、確信犯・堤義明に比べれば、脱税額においても可愛いものである。でも総数は圧倒的に多く、毎日の紙面を賑わせている。戦後、在日コリアンはパチンコ産業を大きく繁盛させ、トヨタなんかよりもはるかに大きな売り上げを誇っている。問題は利益率である。これもダントツである。

 ずっと社会保障が手薄だった在日コリアンの生活レベルが近年、上がったのはひとえにパチンコのおかげである。日本で商売する以上、ほどほど税金を納めていれば問題がない。でも一部だが、日本政府を馬鹿にして、脱税する人が出てきた。しかし、税務署、とりわけ査察、いわゆるマルサを軽視してはいけない。

 それに少し、口を慎んだ方が良い。特に人権の面から、戦前の日本を批判することはは理解できるが、現代日本を口汚く罵るのはアンフェアーだ。もっと「祖国」の現実に向き合って欲しい。

 ④ 逸脱行為が目に余る三笠宮寛仁(46生まれ)のことに触れたい。他の皇族は慎ましやかに生きていると思う。ただ、この人だけは僭越だ。特に女系天皇反対の彼の主張には、当惑した。ぼくは女性が天皇になっても良いと思っている。過去にそんな例が多いのだから不自然でもない。

 ただ、彼が男の子を生むために「側室」の復活を言い始めたとき、当惑から困惑へと変わった。女は子どもを生む道具か!「側室」復活は、現行の民法などの法律を根底のところから覆す「天下の暴論」である。いくら皇族とはいえ、「超法規的な存在」ではない。この人は明らかに勘違いしている。

 もう一つ、勘違い振りを紹介したい。敗戦後、旧皇族の多くが整理され、すっきりした。旧皇族のかなりは無残に落ちぶれ果てていった。その住居を買い叩いて、急速にのし上がったのが堤義明の父である。

 三笠宮寛仁は今になって、落ちぶれ果てた旧皇族の皇籍復帰を言い張るのだ。しかし、その費用(生活費等)は私たち持ち(税金)である。ここにいたっては、困惑から迷惑へと変わる。やはり、三笠宮寛仁は、以前に彼が強硬に主張していたように「皇籍離脱」をしてもらうしかない。毎月の生活費(税金)をきっぱりと絶った後に、経済的に自立し、自分が何であるかを冷静に考えてもらいたい。

 ⑤ 白あり公務員について書きたい。これは三笠宮寛仁とも関係している。「既得権」のことである。上は三笠宮寛仁、下は清掃、警備、児童擁護などの単純労務地方公務員(単労)は今まで見過ごされてきた。しかし、現在も渋谷区に限らず、都内23区では年収1000万円以上の単労は多い。その秘密は超過勤務手当てなどの「手当て」である。特に清掃では納税者を指導する「指導残業」が信じられないほど付く。

 この5っの敵に対しては、まだるっこしいが、世論に訴えていくしかないと思っている。でも、いつかは必ず大きく変わると思う。「持続は力なり」だ。

 いまや、1929年の「世界大恐慌」以来の不景気である。多くの派遣、期間工は景気の調節弁として即刻首を切られ、会社の寮から追い出される。厚生労働省によると、その数、3万人あまり。しかし、この数字はあくまで表面的なものであり、実際はその何倍もの人が職を失う。かなりは組合、NPOなどによって救われる。しかし、造田博のように、そのセーフティネットからも落ちこぼれる人たちが出てくることは間違いない。ぼくは池袋、新宿、渋谷などの盛り場に、あまり行かないようにしている。暴発のとばっちりを避けるためである。

 敵を間違えるな!敵はこんな不景気でも、「俺には関係ねえ」と既得権を楽しむ人たちである。3月には地方公務員のほとんどに3回目のボーナスが出る。6月、12月のボーナスはわかるが、3月ももらうのは地方公務員だけである。ちなみに国家公務員は廃止されている。せめて、その3月のボーナスの一部で良いから、首を切られ、寮を追い出され、ホームレスになるしかない元派遣、期間工に回してもらえないか?社会的「疎外」を少しでも食い止めたい。

 第2,第3の造田博を輩出させないためにも!

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