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渋谷区に住むことは得か?-2

 「渋谷区に住むことは得か?」が深く静かな反響があったので、パート2を書くことにした。

 実際、渋谷区に住むことは割高な家賃、物価等を負担することである。少なくとも足立区に住むよりは2~3割、お隣の中野区に住むよりは1~2割、余計に請求される。不景気のため、我が家でも最近では代々木郵便局近くのスーパー「OK」でまとめて買い物をすることが多くなった。この30年間、自宅地下にあるスーパー「クィーンズ伊勢丹」ばかりを利用していたが、「OK」の飛びぬけた安さ、特に全品、消費税3%引きに嵌ってしまった。しかし、「クィーンズ伊勢丹」でしかないもの、安全な洗剤、抹茶入りトイレットペーパー、「チャイナフリー」の惣菜等だけは運んでもらっている。

 確かに「高いなー」とため息のつくことが多い渋谷区だが、ここは老人、障害者に誠に手厚い。それは代々木郵便局近くの「せせらぎ」へ行けば納得してもらえる。老人用住宅、デイケア、リハビリ施設など、いたせり付くせりである。私たちの税金が有効利用されていることが良くわかる。ぼく個人、週に1度、リハビリ施設を使っているので、重宝している。ちなみに大半が無料である。

 気になるのは施設の従業員の年収である。施設長でさえも年収1000万円は行かない。なぜなら渋谷区の職員ではなく、下請けだからである。従業員全員、せめて半分の500万円の年収は保証してあげたい。だって、職員だからといって、あまり働かないゴミ清掃の人に一人1000万円以上も払っているのだから・・・

 また、老人を大切にしていることは、新築の西原敬老館に行けば、よく納得できる。今までの古臭く、お粗末な笹塚敬老館のイメージ、「何故、笹塚に山谷、寿があるのだ?」しかなかったが、たまたま家の近くの西原敬老館に行って、イメージを大きく変えた。白亜の豪邸、という感じである。西原地区のおじいさん、おばあさんが入浴、カラオケ等でのんびりと時間をすごしていた。ただ受付が単労のおばさん、別名「職免の女王」で、感じの悪いこと、おびただしい。自分も「公務員」だと、威張っている。杉並区みたいにNPOが敬老館を経営した方が、経費が半分にすみ、もっと多くの人が利用できるのに・・・

 西原地区には、これから西原図書館が新築される。老朽化の進んだ敬老館、図書館に苦しむ笹塚地区とは正反対に、税金の恵を高級住宅地・西原地区の人たちはさんさんと受けるのだろう。西原地区の入り口、新京王線幡ヶ谷駅傍に古くから和菓子屋「虎屋」がある。そこの豆大福が好物で、かみさんに良く買ってきてもらう。まったりとした味である。西原地区の人たちが、この老舗「虎屋」をずっと支えてきたのだろう。

 玉川上水跡の緑道を、幡ヶ谷から初台駅近くまで散歩すると、喫茶「ミミ」がある。小さなオープンカフェだが、引き立てのコーヒーがうまく、それに安いので、中高年の客がぶらりと一人で入ってくる。マダムが一人でやっているようだが、上品で気持ちが良い。隣がラーメン屋の「珍竹林」だが、看板を見ると、反射神経的に監査事務局長菊池のことを思い出す。威張りすぎて、転ばないように。

 ぼくが渋谷区に満足度が高いのは、「ミミ」の甲州街道挟んだ反対側にある初台「オペラシティ」の存在が大きい。特に3階の「コンサートホール」で、ピアノコンサートを聴いていると日頃のいやなことを忘れ、ショパンやモーツアルトに陶酔してしまう。コンサ-トチケットは渋谷区勤労者共済が2000円で出すことが多く、何か得をしたつもりにいつもなる。

 また月1度、正午の「ランチコンサート」も無料で、バッハのパイプオルガンを聴きいることも多い。地下1階にある英国式パブ「ハブ」もお気に入りで、7時まで飲み物が半額になる「ハッピーアワー」を友人たちと楽しんでいる。ここは渋谷区勤労者共済が出している「ジェフグルメカード」が使え、すべてを14%引いてくれるのも、ご機嫌の理由だ。

 確かにサブプライムローン、リーマンショックで身も心も冷え込んでいる。それにぼくの場合は60歳の大台を超えると、年収が愕然と落ち込み、節約に次ぐ節約である。例えばバスは100円均一の「ハチ公バス」ばかり使うことが多い。自宅前が終点、始発だから便利である。区民税で運賃を補助しているから、100円均一が可能なのである。

 12月2日に映画「レッド クリフ」を新宿3丁目の「バルト9」まで見に行った。噂どうりの超大作で、前編だけ、3時間近くを夢中になって見た。黒澤明「7人の侍」以上の活劇だが、人間描写が平板で退屈であったことも事実である。でも「レッド クリフ」は10年に1度の傑作である。60歳以上は1000円で、これまた得した気持ちにさせた。しかし、映画館としては京王線下高井戸駅前にある「下高井戸シネマ」の方がはるかに快適で、上品だ。フランス映画「ピアフ」をじっくり見るのは、アメリカ型シネマコンプレックス「バルト9」ではなく、やはりこじんまりとしたコミュニテイ・シネマ「下高井戸シネマ」だ。我が家から20分で行ける。

 自分たちが住む地域(コミュニテイ)は、自分たちで育てる。ぼくが渋谷区民オンブズマンを10年近く続けてきているのは、そのためである。常に関心を払い、見守らないと、「白あり公務員」にいいように食い荒らされる。「白あり公務員」の中に落選、引退区会議員を入れても良い。つい最近まで「研修」名目で、年100万円以上もバス旅行に使っていた。落選、引退議員が何故「研修」を100万円以上もかけてするのだ。何年も抗議を続けて、ようやく最近になって取りやめさせた。まったく、油断も、すきもあったものではない。

 私たちは区政にあまり声を上げることはなかった。「金持ち、喧嘩せず」のところが、渋谷区民に強かった。それが清掃などの単労に1000万円以上の法外な年収を許してきた。しかし、かんじんの私たちの生活はそれほど豊か?一部の職員に「笹塚の貧乏さん」「笹塚のチャップリン」「ペーパータイガー(張子の虎)」と嘲られているが、この10年間、職免、残業等の情報公開を続けて、確実に不正は少なくなったといえる。朝日新聞の「声」欄の読者たちが朝日新聞を支えているように、渋谷区はぼくたちのような人間たちが作っている。

 商店街の親父さんたち、利益誘導のおじさんたちが多くを占める区議会だけが、区政を仕切っているわけではない。ぼくたち、「市民」が声を上げ、関心を払わない限り、、「白あり公務員」たちが闇で蠢くだけである。

 確かに多くの問題が山積している。しかし、多少割高だが、渋谷区にあえて住んだほうが良い。なぜなら、ぼくたちのような「市民」が確実に存在し、不安の少ないコミュニテイ(地域)を作ろうとしているから。そして、何よりも渋谷区はそれを可能にさせる「底力」-豊かさがあるから。

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コメント

”職員だからといって、あまり働かないゴミ清掃の人に一人1000万円以上も払っているのだから・・・”


清掃員がすべて働かないとは・・・・・
見識が甘いですな。

投稿: | 2011年1月14日 (金) 20時18分

あまり働かないって、どうしてわかるの?
家の方へ来る清掃車の人、車に乗らず、走って収集していて、頭が、さがります。
収集している間中走ってるのですね。あんな人たちの中でひとりだけ、サボるなんて出来るのかなぁ。と、思いますよ。決めつけないで働きぶり見てみたら。

投稿: 飯島 | 2015年1月24日 (土) 22時14分

働かないってのは言葉のあやですよね…

ゴミの回収業務にそんなに給与を払う必要がないいうことでしょ?
年功序列的に給与が上がっていくのはいまの時代には合わないし。
そもそも、ゴミ回収するだけで1000万ってどうなの?って話ですよね。

こう書くと馬鹿にしてるとか怒られそうですけど、いってもその程度の仕事だと思いますよ。
いわゆるマックジョブ、誰でもできる仕事です。
年収で400も行けば良い方では?

投稿: 渋谷区住人 | 2016年11月15日 (火) 15時59分

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