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宇田川町の3っの「歪」ー菊池監査事務局長への伝言

 宇田川町(渋谷区役所の所在地)には3っの「歪」が現存している。

 その第一が、職員の50歳代が多くを占めることである。ためしに窓口をじっくりと見れば良い。50歳代のおじさん、おばさんが余りにも目に付く。職員の年齢層は逆ピラミッド型で、組織として明らかに「歪」である。

 その原因の一つは、東京オリンピック前後に質が落ちる高卒も大量採用したことだ。当時、大卒の大半は地方公務員を馬鹿にして、相手にしなかったこともある。給料が安すぎたことも一因である。その結果として、18歳から65歳(再雇用の場合)まで、47年間、宇田川町しか知らない奇妙な人たちが棲みつくようになる。待遇が高度成長の後に高止まりし、いったん入ると、居心地の良さで辞めないのだ。

 その典型が6階の土木、都市整備等の高卒の「技術」職のおじさんたちである。庁内をノーネクタイ、サンダル姿で大声を上げながら行きかう。まさにチンピラのようだ。半世紀近くも宇田川町、それも6階しか知らないから、「ゴルフ」職免を平気で申請し、それが市民社会では勤務中のゴルフがいかに非常識なことか気づかない。

 中でもとりわけ、態度の大きさで目立つ橋本主査に「勤務中のサンダルはいかがのものか?」と問い質すと、「何だと」と威嚇されてしまった。「俺は水虫だ。サンダルを履いて、どこが悪い」が、橋本主査の答えである。職場でサンダルを履くのはほとんどありえない。いくら水虫でも・・・

 問題は50歳代は年収が高すぎ、「費用対効果」を考えると、能力の割には納税者の重荷になっていることだ。同じ50歳代でも管財にいる川上係長、総務課にいる袴田係長はまだまだ良い。それだけ良く働き、調整能力もある。しかし、橋本主査や福祉管理課にいた清水庶務係長は明らかに能力不足である。行政がサービス業であることが、未だに判らないし、判ろうともしない。民間会社だったら解雇か、せいぜいで勧奨退職に追い込まれる。

 50歳だけが目立ち、20~30歳代が圧倒的に足りない区役所職員は惨めである。50歳代が辞めずに居座るから、つい最近まで採用数が0に近い。最近になって団塊の世代が定年を迎えるので、ようやく採用数も2桁に達するが、50歳代に比べ、大卒が多く、すこぶる優秀である。NPO,NGOのことも、いちいち若手には説明する必要がない。この「ブログ」もそんな若手の職員が見ている。文句があるけど、50歳代のおじさん、おばさん上役に言えないから、この「ブログ」で胸の閊えをおろしているようだ。

 宇田川町、第二の「歪」は職員の6人のうち1人しか渋谷区民ではないことだ。職員のほとんどが「外人部隊」、そして、他府県からの「出稼ぎ」であることだ。ぼくが知っている限り、山梨、茨城県からわざわざ通って来ている。国際交流課日野原係長、元商工小畑課長がその良い例である。しかし、この2名はよく働いている。そして、腰も低い。

 でもそうでもない人もいる。埼玉の奥深い町から東上線で通勤し、東上線では有名な(?)「丸広百貨店」を知らないからといって嘲笑する職員に、どうして渋谷区、都内に住むのが大前提である「地域手当」を毎月、出さねばならないのだ!ましてや通勤手当として上限、5万5千円も「外人部隊」、出稼ぎに支給している。税収不足の折、そんな高額な通勤手当を出す必要があるか!

 基礎自治体の職員は、基本的には半数以上はその区に住むべきである。それをやっているのは、都内23区の中で江戸川区だけである。渋谷区では区長も生活の本拠地は横浜市である。だからほとんどの職員が「外人部隊」、出稼ぎだし、自分が給料をもらっている渋谷区の住民には、本当のところでは関心がない。給料さえもらえば良い、という出稼ぎ根性が多いことは否定できない。

 第三の「歪」は管理職(課長、部長)、そしてその予備軍(係長)は司法試験の敗残者、落ちこぼれであることだ。それが結果的に良い様に転がれればいい。社会的弱者に優しい人ができる。東大、司法試験、押しなべて3回ずつ滑った課長たちを見ていると、汗をかきつつ、実に良く動いている。これからの渋谷区はこんな人たちが担って欲しいと思う。

 しかし、その反対もある。仁科部長である。かっては静岡県の秀才だったが、早稲田の法学部を出てから司法試験に立て続けに落ち、今では渋谷区役所に奉職している。しかし、ペーパーテストでは成績が良く、若くして課長にまで昇進している。問題は課内の人望がすこぶるなかったことだ。庶務係長は定年間際の男性だったが、「困るんだよなー」が口癖だった。

 部下たちの「温泉職免」(公務中に熱海温泉で組合会議をしていた。これは渋谷区職労の慣例である)でぼくに突っ込まれ、硬直化したまま、一言も発せなくなったことを良く覚えている。「温泉職免」に印鑑を押していたのは仁科課長(当時)である。

 しかし、その仁科部長も少しずつ軟化している。人間的に成長したのかなあ、と最近思うこともある。でも、「籠原(埼玉県熊谷市。 仁科部長の自宅がある)には清酒「直実」の造り酒屋があり、よく利き酒に行くよ」と言うと、「私は自宅では人と会いません」と、ぴしゃりと言われてしまった。

 仁科部長、誰が公務以外の君と会いたい。勘違いをするな。『自分は偉いものだ』という、思い込みがまだまだ仁科部長にはある。君は単なる「奉仕者」にしか過ぎないのだ。司法試験の屈辱をたまにでも良いから、思い起こせ!

 この3っの「歪」をもろに体現する人が宇田川町にいる。小柄な監査委員会菊池事務局長である。ぼくは玉川上水の初台駅近くの喫茶店「ミミ」が好きで、かみさんとよく行く。オープンテラスで引き立てのコーヒーを飲んで、緑道を見ていると、不思議と元気になる。その「ミミ」のすぐ隣にラーメン屋「珍竹林」があり、看板を見ると、つい菊池局長を思い出してしまう。

 定年近い今でも2時間近くかけ、茨城県の自宅から通ってきている。早稲田の法学部で司法試験を目指していたが、仁科部長と同じく渋谷区役所に拾われている。司法試験の落ちこぼれたちの「ポンコツ再生工場」が、渋谷区役所をはじめとする地方自治体である。しかし、司法試験と管理職試験、特に法律では共通点が多く、えてして落ちこぼれたちは早めに管理職になる。

 でも「初心」、司法試験落第生、敗残者であることの自覚を忘れてはいけない。しかし、菊池局長は尊大な人だった。小柄な人が威張ると、めいっぱい背伸びをしているようで「珍竹林」だ。自分たちの仕事が「行政サービス」であることが、還暦近い今になっても理解できない。

 かっての部下だった仁科部長がまだまだ欠点はあるけど、少しづつ変わろうとしているが、菊池局長だけは「天上天下、唯我独尊」である。「オンブズマンも住民の権利だからいいんじゃーない」と、面と向かって言われてしまった。でも、本当のところは人なっこい山男である。よく話してみれば、決していやな人ではない。この人が独身を貫いていることが不思議でたまらない。

 でも、この人を人とも思わない「尊大さ」を努力して減らさない限り、「宇田川町の珍竹林」として、有名になるだろう。そして、もう一つ言い残したいことがある。それはかっての同僚のことだ。尊大さでは同程度である。ただ、彼が馬鹿だったのは渋谷区民の実態ー「金持ち、喧嘩せず」、保守気質を読みきれなかったことだ。

 区長に反旗を翻し、区長選に打って出たのは良いが、惨敗だった。彼の尊大さをよく知る民主党の長妻昭は、最後まで動かなかった。共産党も選挙に熱心ではなかった。その結果が3000万円もの退職金の大半をすり、そして最近では消息も聞かなくなっている事実だ。「この道はいつか来た道」だ。血迷って「区長選に出る」といわないで欲しい。

 

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