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勤務中にゴルフの職員

 勤務中は仕事をするのが市民社会の常識である。しかし、渋谷区の職員は公務執行中にもかかわらず、職務免除申請願い(職免)を上司に出し、勝手にゴルフに行く慣行が確実にある。

 区民オンブズマンが当の職員と上司に何回も「これだけは止めてほしい」懇願したにもかかわらず、「どこが悪い」とかえって罵倒されるだけであった。区の条例を拡大解釈すれば、渋谷区では違法ではないと開き直られる。どうしても納得行かないので昨年、特別区の上部団体に相談したところ、「ゴルフ職免を認めているのは渋谷区だけです」と、担当課長から笑われてしまった。

 公務執行中にゴルフに行くのは、あまりにも目に余る。しかし、職員はあざ笑うかのように、「ゴルフ職免」を繰り返した。問題は管理職でもある。「ゴルフ職免」に機械的に印鑑を押していたのは現在の職員課長である黒柳氏である。中大法科卒、杉並区役所から移ってきた管理職だが、 渋谷区民のお願いに耳を貸さない頑なな役人である。

 黒柳職員課長は現在、単労(単純労)職員の1000万円近い、馬鹿高い年収削減の責任者である。給食、児童擁護(みどり)のおばさんたちの時給約4000円に異議を唱えるのが仕事なのだが、「ゴルフ職免」と同じく何もせず、ただ自動的に判を押すだけである。渋谷区の保育園、小・中学校の給食職員は、調理師免状を持っていない人たちが大半である。東京都が出す調理師免状は中卒資格で、決して取りにくい物ではない。取らないのは馬鹿にしているからである。時間給約4000円、夏・冬・春休み、退職金約3000万円、年金約24万円(半分は渋谷区民が負担)と破格に厚遇されていながら、調理師免状なしで今日も「やみ調理」を続けている。

 渋谷区教育委員会が主催した、ある学校で民間に調理を任せるその説明会に、一部の給食職員は刃物を持ってきた事実がある。「既得権」を失いたくないのだ。民間だったら時給約1000円、夏・冬・春休みはなし、そして退職金、年金は区民負担は0である。

 時間給約4000円の「やみ調理人」は法外である。せめて調理師免状ぐらいは取ってほしい。戦闘的組合を前面に出し、すべてが押し通ると思うのは間違っている。「ゴルフ職免」の事実を情報公開で知り、呆然とした。また時給4000円の調理の人たちの大半が「調理師免状」さえも持っていないことを知り、愕然とした。現在、あれほど豊だった渋谷区も、税制が変わってから東京都から交付金を受けている。然るに清掃、児童擁護、給食の単労職員の年収は1000万円近い。彼らの年収には手をほとんどつけず、図書館の予算を10%カットなど区民サービスを削減している。笹塚図書館に行くと哀しくなる。古臭い書庫、貧弱な蔵書、手狭な学習室、それについ最近までいた清掃担当者の横柄な態度、そんな彼の年収が1000万円近いと聞けば、むらむらと怒りがわいてくる。だって笹塚図書館の年間図書購入費が約800万円であるから。それも最近では10%カットで、雑誌「世界」もその余波で購読中止になった。

 いままで知らないことが余りにも多すぎた。渋谷区役所3階の公聴相談係の50歳近い男性職員(大卒)が、3人の娘の教育費のために洗いふるしたイトーヨカ堂の白ワイシャッで懸命に働き、その年収が約700万円である。彼は区民の苦情にぺこぺこ頭を下げ、体重は40キロを切って入る。何時倒れるか、時間の問題である。彼に比べ時間的にはるかにゆとりがある年収1000万円もの単労がいかに法外かがよく分かる。それに「ゴルフ職免」が世間の常識をはるかに超えている。納税者である渋谷区民がそれを糺すしかない。

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